二頭両談!
石橋武

二頭両談 〜アルテミスS〜

石橋武

投稿日:2014/10/31


石橋 武(以下、石) あれ?


書籍『単勝二頭流』担当編集者(以下、編) 石ちゃん、来ちゃった……


石 そのギャグ、古すぎて誰もわからないぞ(笑)。というか、ホントになんでここにいるの?


編 今週から本格リニューアルということで、Vstyleの担当者さんとバトンタッチしました。


石 なんでよ。彼でよかったのに。


編 慣れている人のほうが読者も読みやすいんじゃなかという判断みたいです。あと石橋さんもやりやすいんじゃないかと。僕だってびっくりしてるんですよ。電話もらったの昨日の夜ですから。


石 それですぐにOKって、よっぽど仕事してないだろ(笑)。


編 たまたま空いてたんです。相当忙しいんです、ホントは。


石 はいはい。え〜、でもアレだよね。ここもキミが担当となると、月・火でキミと会わなきゃいけないということだよね。


編 どういう意味の「え〜」なんですか(笑)。


石 そのまんまの意味だよ(笑)。


編 ああ、そうですか。ただ、来週からは月曜日にまとめてやっちゃおうかと。


石 あ、無理。月曜日は前週の競馬のデータをまとめなきゃなんないから、そんなに時間が取れない。悪いけど月・火にわけてくれる?


編 ちっ、しょうがないな。


石 舌打ちはやめろ(笑)。で、今日はどうするんだっけ?


編 はい、まずは土曜日の重賞アルテミスSの注目穴馬を3頭ほど挙げていただいて、あと天皇賞・秋についてもちょっとお話しいただければと。


石 OK。じゃあさっそく始めましょうかね。


編 では、アルテミスSの注目穴馬からお願いします。


石 了解。まずはココロノアイをチェックしようか。


編 前走は今回と同じ左回りで直線の長い新潟芝1600mを勝っていますよね。


石 そうね、すでに左回りを経験しているのは馬券を買う側からすると安心できるよね。ただ、それ以上に評価したいのが2走前の新馬戦なんだ。


編 2着だったレースですね。でもコース形態のまったく違う福島芝1800mだったのに、なんでこのレースを評価するんですか?


石 だからこそなんだよね。


編 はあ。


石 前々走、前走とまったく違う適性の求められるコース、言ってみれば正反対の特性を持つコースを走っているわけだけど、同馬がどちらに適性があるかと言ったらやっぱり前走の新潟芝1600mのほうだよね。


編 ですよね。メンバー中最速の上がりを使っているし、出遅れながらの圧勝だったし。


石 つまり緒戦はあまり適性があるとは言えない舞台で2着に善戦したということ。しかもこのレースを勝ったのは、僕がいまのところ世代のなかでも非常に高く評価しているミュゼエイリアン。これは能力がないとできる芸当じゃないよね。


編 なるほど。能力が高いからこそ不向きのコースでも善戦できて、適性のあるコースに替わった前走できっちり勝ち切る強さを持っている。今回も前回同様、直線の長い広いコースでの競馬だけに大いに期待できると。


石 まさにその通り。出遅れグセはあるけど、むしろ2歳のこの時期に自分の型が決まっているとも言えるわけで、毎年出入りの激しくなるレースだけに、必要以上に他馬に合わせずに済むのもいいよね。


編 たしかにこの時期の2歳戦は幼稚園児の運動会みたいなものですからね。そのなかで自分の型があるというのは、大きな強みですよね。


石 続いてチェックするのはタマモルミエール。


編 お、全然人気なさそうですね。どのあたりを評価したんでしょう?


石 札幌競馬場の芝コースって、小回りだっていう印象の方が多いと思うんだよね。


編 だって、小回りですよね。


石 まあ、たしかにそうなんだけど、ただコース形態は大きいコースと同じなんだよね。


編 言っている意味がよくわからないんですけど……。


石 え〜とね、札幌芝コースって直線が短いわりにコーナー角度がすごく大きい。簡単に言うとずっとコーナーを回っているようなイメージなんだ。円形に近いというか。


編 ああ、そういうことか。コーナー、そしてコーナーから直線の入りとかが大きいコースと同じということですね。


石 そうそう。コーナー角度が大きくて緩やかなカーブになっているから、コーナー途中からでも仕掛けやすいんだけど、それって、要は東京とか京都外回りの長い直線を追っているのと同じだよね。


編 そうですよね。距離的にはおなじくらい追われているわけですから。


石 で、タマモルミエールはその札幌芝1500mで前走初勝利を挙げているんだけど、東京の長い直線をイメージするかのようにコーナーの途中から仕掛けてもバテなかったし、東京コースへの適性を感じる内容だったんだ。前走は締まったペースを中団から進めてもメンバー中上位の末脚を使っているように、仮に抑えの効かない2歳馬がガーッと行っちゃって乱ペースになっても、十分対応は可能だよ。


編 地味な勝ち上がりでも、よくよく内容を見ていくと隠れた能力馬がいるもんなんですねぇ。


石 そう。そしてそういう馬がよく穴をあけてくれるんだ。この馬にも期待したいね。


編 ええ、思いっきり期待してます。


石 最後にトーセンラークをチェックしておこうか。


編 今回と同じ東京芝1600mで未勝利勝ちを収めた馬ですよね。


石 そうそう。その後、函館2歳Sでも4着に善戦しているだけど、まあ、あれは明らかに距離が短かったね。


編 ですよね。そのあと距離を延長したクローバー賞(札幌芝1500m)であっさり勝ちましたからね。


石 そうだね。後方からでも、前走のように前につけても競馬ができる強みもあるし、勝ち負けが期待できるよ。でも、この馬なんでこんなに人気がないんだろう。


編 シングウィズジョイとか、レッツゴードンキとか実績馬も多いですからね。このあたりの馬についてはどう評価してるんですか?


石 それはプレミアムコラムの内容だろ。


編 あ、そうか。慣れなくて思わず聞いちゃいました。


石 嘘つけ(笑)。かなりシレッと聞き出そうとしてただろ(笑)。


編 バレたか(笑)。じゃあ、人気馬も含め、最終的な印はプレミアムコラムで公開しますので、ぜひご注目下さい。ちなみにスワンSを含め、勝負レースの見解、印、買い目はスポーツマスターで配信しますので、こちらも大注目ですよ。このところの万馬券的中ぶりがハンパないですから。詳しくはスポーツマスター掲示板でご確認下さい。


石 では、続いてこのレースの印を……


編 あ、待って。その前に天皇賞・秋の注目穴馬を挙げて下さい。本来は日曜日の重賞は石橋さんのブログのほうをご覧いただくんですけど、まだご存じない方も多いので。


石 そうね。リニューアル記念ということで、ざっと名前を挙げておこうか。詳しい推奨理由は繰り返しになっちゃうので、ブログでご確認いただくとして。


編 そうですね。ではさっそくお願いします。


石 まずは、中距離の適性が明らかになった末脚自慢のフラガラッハ。続いて前走はボコボコの馬場が敗因、馬場のいい東京コース替わりは大歓迎のサトノノブレス。最後に乗りヘグリで人気急落も実力はたしかなダークシャドウ。この3頭を挙げているよ。


編 一言見解だと陳腐ですけど(笑)、ブログではかなり詳しくお話ししていますので、ぜひ一読下さい。


石 たしかに陳腐だな(笑)。このままじゃ恥ずかしいので、ちゃんと読んでおいて下さい(笑)。


編 さて、話は前後しちゃいましたけど、プレミアムコラム用のアルテミスSの印をお願いします。


石 了解。アルテミスSの各馬の印は……




※各馬の印はプレミアムコラムで公開しております。


石橋武

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皆様の「重賞の穴馬が知りたい!」というお声にお応えし、石橋武のプレミアムコラム「二頭流一鞍道場」の土曜日版がリニューアル!その週に行われる重賞1~3鞍の注目穴馬をズバリ指摘。枠順確定後の更新だけにより高精度、より勝負に徹した穴馬情報をお伝えすることが可能となります。まさにプレミアムにふさわしい情報となること請け合いです。そして、日曜日版では従来通り、厳選した勝負レースの印、買い目、見解をすべてご覧いただけます。ぜひ、ご期待下さい。
※「二頭流一鞍道場」日曜日版は、スポーツマスターで公開されている勝負予想とまったく同じものを1レース分、ご覧いただけます。

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