二頭流一鞍道場
皆様の「重賞の穴馬が知りたい!」というお声にお応えし、石橋武のプレミアムコラム「二頭流一鞍道場」の土曜日版がリニューアル!その週に行われる重賞1~3鞍の注目穴馬をズバリ指摘。枠順確定後の更新だけにより高精度、より勝負に徹した穴馬情報をお伝えすることが可能となります。まさにプレミアムにふさわしい情報となること請け合いです。そして、日曜日版では従来通り、厳選した勝負レースの印、買い目、見解をすべてご覧いただけます。ぜひ、ご期待下さい。
※「二頭流一鞍道場」日曜日版は、スポーツマスターで公開されている勝負予想とまったく同じものを1レース分、ご覧いただけます。
二頭両談 〜ファンタジーS〜
投稿日:2014/11/7
書籍『単勝二頭流』担当編集者(以下、編) 石橋さん、完全リニューアルのしょっぱなから、凄まじいことをやってくれましたね〜。素晴らしいっす。
石橋 武(石橋 武) アルテミスS?
編 ええ。だって穴馬しか挙げちゃいけないというかなり厳しいルールですからね。
石 そうね、キミが勝手に作ったルールだけど。
編 まあ、その話は置いといて(笑)。で、そんな厳しいルールにも関わらず、アルテミスSでは3頭挙げてもらった内の2頭が馬券に絡む大激走を見せてくれちゃうという。
石 ココロノアイ(9人気1着)と、トーセンラーク(11人気3着)だね。
編 ええ。すごい反響でしたよ。Vstyleの会員さんも一気に増えたみたいですし。でも、あの馬たちってレース当日すらほとんどの方がノーマークだったと思うんですよ。
石 9番人気のココロノアイ以外の2頭はふたケタ人気だったしね〜。ちょっと人気がなさすぎて意外だったけど。
編 僕は意外じゃなかったですけど(苦笑)。
石 そう?
編 そりゃそうでしょう。だってなんで石橋さんがあの馬を狙ったのかわからなかったですもん。説明聞いたらなるほどとは思いましたけど、それでもそこに目を付けるかな〜って。
石 でもちゃんと走ったでしょ?
編 そうなんですよ。だから不思議で。
石 ああ、それね、netkeiba.comさんで対談を始めた時にも言われたんだよね。まだキミが担当する前に。フェブラリーSのコパノリッキーのときとか、すごく言われたよ。
編 あの〜、その時はすでに僕が担当です(笑)。でも、やっぱりみんな思っちゃうんでしょうね。
石 まあ、しばらく読み続けてもらえれば、どういうところをチェックすればいいのかというのは、すぐに感じられるようになると思うよ。
編 そうですよね。ただ、それよりも毎週石橋さんに当たる馬券を教えてもらうほうが早い気はします(笑)。
石 え〜と、頑張ります(笑)。
編 じゃあ、さっそく今週から頑張っていただいて、土曜日に行なわれるファンタジーSの注目穴馬について教えていただければと。
石 了解です。じゃあ、まずはタガノヴェルリーに注目。
編 前走で京都芝1400mのりんどう賞で3着。内回りと外回りの違いがあるとはいえ、前走で同距離を好走しているのはプラス材料ですよね。
石 そうだね。特にスペシャリストが活躍する1400mという距離ならなおさらだね。
編 1400mはスペシャリストを狙うって、石橋さんはずっと言ってますけど、このタガノヴェルリーも1400mへの適性が高そうと判断したんですか?
石 その通り。新馬戦、小倉2歳Sと1200mを走って、前走が初の1400mだったんだけど、この時の競馬が1400m適性に溢れていたんだよね〜。
編 どういう点が?
石 先行馬が作った澱みのない流れを中団前めで受けてたんだけど、前が総崩れになるなか、最後まで脚を伸ばしていたんだ。
編 たしかにこのレースで1、2着に入ったのは差し馬でしたよね。
石 そう。しかもタガノヴェルリーは、前半3ハロンと後半3ハロンが同じなんだ。澱みのない流れを追いかけて、その負荷に耐えているというのは1400mに非常に向いている特性なんだよね。
編 へ〜、そういうことか。
石 追い出してからの反応がちょっと鈍かったけど、今回は外回りコースに替わって、3〜4コーナーからの下り坂もプラスに働くし、好走が期待できるよ。
編 なるほど。
石 続いてはダイワプロパーをチェック。
編 この馬も前走で1400m戦を勝っていますよね。
石 そう、その前走は1400m戦にしては緩い流れだったんだけど、前めの位置取りからいい脚を使って差し切ったんだ。前で流れつつしっかりとした脚を使えるのはいいよね。コースの内側をロスなく回る器用さも2歳戦としては大きなアドバンテージとなるし、今回もいい競馬ができるんじゃないかな。
編 今日なタイプということで、また内枠を引いたら怖い一頭ですよね。
石 あとはウインソワレも前走がかなりの好内容だったね。
編 ああ、阪神芝1400mの未勝利線。
石 そうそう。前に行ったウインソワレにとってはかなり厳しい流れだったんだけど、それでもメンバー中2位の上がりをマーク。さっきも言ったけど、こういう負荷のかかるレースで上がりもまとめられるというのは、1400mへの適性が高い証拠みたいなもんだからね。
編 へ〜。
石 ちなみに、距離の全く違うオークスなんかで1400m実績馬が好走するのも、このあたりが理由。1400m戦みたいな負荷の高いレースで勝ち負けしている馬なら、一気に距離が延びて厳しい戦いになるレースでも通用するんだ。
編 2400mという負荷にも耐えられると。
石 そう。特に3歳春時点だと、各馬の適正距離よりも経験のほうが影響することが多いからね。ま、今話さなくてもいいか(笑)。オークスとかダービーの時に詳しく話しますね。
編 そうしましょう。頭がパンクしそうなので(笑)。では続いてプレミアムコラム用に各馬の印をお願いします。
石 了解。ファンタジーSの最終評価は以下の通り……
※各馬の印はプレミアムコラムでご覧いただけます。ぜひ、参考になさって下さい。
石橋武
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