二頭両談!
石橋武

二頭両談 〜南武特別〜

石橋武

投稿日:2014/11/21


書籍『単勝二頭流』担当編集者(以下、編) 石橋さん、昨日のマイルCSのお話に続いて(公式ブログにて絶賛公開中)、今日は土曜日のレースについてお願いしますね。


石橋 武(以下、石) Vstyleのほうね。ようやくこのリズムに慣れてきたよ。ただ、週に2回もキミと顔を合わすのはいまだに慣れない(笑)。


編 いいじゃないですか、新鮮な関係ということで(笑)。


石 そういう意味じゃない(苦笑)。あ、それで思い出した。


編 なんですか?


石 今週末は3日間開催なので、時間がないのよ。だからいつもの時間じゃなくて月曜日の26時くらいからスタートしたいなと思って。


編 は? 月曜日の26時って、火曜日の午前2時ってことですよね。


石 そうとも言うみたいね。


編 そっちが普通です。ドラマ撮ってるんじゃないですから。だいたい対談が終わったら、僕出社時間ですよ。


石 ちょうどいいじゃん。ここからのほうが会社に近いし?


編 マジか〜。でもしょうがないもんな〜。


石 よろしく〜。


編 その代わり、来週のジャパンCとか、土曜日のレースとかきっちり当ててもらいますからね。


石 どういう思考でそこに繋がるのかよくわからんけど(笑)、まあ、がんばります。というか、その前に今週だろ。


編 そうなんですよ。土曜日はどのレースを取り上げます?


石 京都は少頭数のレースが多そうでしょ。ホントは東京メインの銀嶺Sが面白そうなんだけど、こっちは登録が多くて出走馬が読みづらい。ということで東京10Rの南武特別にしようかと。


編 東京芝2400mのレースですね。お、ちゃんとジャパンCを見据えてるじゃないですか。


石 偶然だ(笑)。だいたい同じコースでも道中のペースやら消耗度、瞬発力が求められる度合いは全然違うからね。まったく別のコースで行われると考えたほうがいいよ。ま、これも来週の話だね。


編 ふ〜ん。じゃあ、とりあえず今日のところは南武特別の話に絞りますか。現時点でどの穴馬に注目しているんですか?


石 まずはアナンジュパス。


編 2走前に今回と同じ東京芝2400mで5着に善戦しているんですよね。


石 善戦というか、瞬発力のなさを露呈したというか。この馬がほかの馬に比べて速い上がりを使えるのって、福島コースでしょ?


編 そうですね。前走もメンバー中最速の上がりですし。でも福島の成績はあんまり良くないんですよね。むしろ東京のほうがいいくらい。


石 お、いいところに気がついたね。東京じゃ速い上がりを使えないんだけど、コーナーが大回りのぶん、不器用なこの馬にとっては走りやすいんだよね。それが長く良い脚を使うことに繋がっている。


編 あ、そうか。切れないからマクるくらいの勢いが欲しいのに、福島だと小回りすぎてそれもできない。だから勝手に脚は溜まっちゃって速い上がりが出ているけど、その時にはすでに勝負が決していると。


石 それが東京だと勝負どころでスムーズに上がってこられるから、自ずと好走が増える。特にこのクラスの東京芝2400mはスローからの追い比べになりがち。メンバー的にもキレるタイプはいないし、同馬の息の長い末脚があれば勝ち負けまで持ち込めるよ。


編 いいですね。人気の盲点になりやすいタイプですし、配当的にも期待できそうです。


石 続いてチェックするのはストーミング。


編 昇級初戦の前走は大敗しちゃいましたけど、かなり堅実なタイプなんですよね。


石 そうね。前走の大敗はクラスの壁というよりもハイペースに巻き込まれたのが痛かった。ペースの緩むこのクラスの東京芝2400mなら先行して押し切る競馬が可能でしょう。


編 このクラスでも古馬相手に戦えると。


石 余裕でしょ。ここまでの競馬を見ても、今年は3歳馬の活躍が目立つし、勝ち切れない古馬よりもむしろ「買い」だと思うよ。実際去年のこのレースも3歳馬が勝ってるんじゃなかったっけ?


編 あ、そうですね。一昨年もだ。というか、一昨年は3歳馬のワンツースリーだ。


石 前走から間隔をあけて調教もかなり良化しているし、侮れない一頭になるよ。


編 なるほど。


石 あとはピュアソルジャーをチェックしておこう。


編 前走を勝って一応昇級という形ですけど、もともと現級の1000万下でも好走していた馬ですからね。


石 そうだね。それにしても前走は強い競馬だったね。ひとクラス下のレースとはいえ、力の違いが際立ったレースぶりだった。2走前から着用しているブリンカーがかなり効いてるんじゃないかな。


編 たしかに今までの勝ち切れないイメージからは考えられない、勝ちっぷりでしたよね。


石 今回も前走同様、この馬のバテない強みが活かせれば勝ち負けになる。それにここで勝って1600万クラスに昇級したらさらに競馬がしやすそうなタイプだし、先々まで見据えて注目しておきたね。


編 へ〜。そういうタイプなんですね。


石 ブリンカー効果に加えて、今回が叩き3走目でもあるし、勝ち負けを争える一頭だね。


編 わかりました。じゃあスポーツコラムのほうは現時点でこの3頭に注目ということですね。あとは週末にプレミアムコラム用の印をお願いします。


石 了解です。週末までにさらに詳しく練ってくるので、しばらくお待ち下さい。



※南武特別の最終結論はプレミアムコラムで公開中です。ぜひ、ご期待下さい。


石橋武

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