二頭流一鞍道場
皆様の「重賞の穴馬が知りたい!」というお声にお応えし、石橋武のプレミアムコラム「二頭流一鞍道場」の土曜日版がリニューアル!その週に行われる重賞1~3鞍の注目穴馬をズバリ指摘。枠順確定後の更新だけにより高精度、より勝負に徹した穴馬情報をお伝えすることが可能となります。まさにプレミアムにふさわしい情報となること請け合いです。そして、日曜日版では従来通り、厳選した勝負レースの印、買い目、見解をすべてご覧いただけます。ぜひ、ご期待下さい。
※「二頭流一鞍道場」日曜日版は、スポーツマスターで公開されている勝負予想とまったく同じものを1レース分、ご覧いただけます。
二頭両談 〜斑鳩S〜
投稿日:2015/2/20
書籍『単勝二頭流』担当編集者(以下、編) 石橋さん、今週は早くも今年最初のG1フェブラリーSが行なわれますね。
石橋 武(以下、石) なんか早いよね〜。ついこのあいだ年が明けたと思ったら、もうG1だもんね。
編 ホントに。来週からは中山・阪神に開催替わりで、クラシックを含め春のG1のトライアル・前哨戦が始まりますし。
石 楽しみなシーズンがやってきますなぁ。
編 へぇ、石橋さんでも楽しみということがあるんですね。
石 当たり前だろ(笑)。人をなんだと思ってるんだよ。
編 いや、何て言うのかな。そういうファン的な楽しみって関係ないのかと。
石 ファン的かどうかはわからないけど、今年のクラシックなんて面白そうじゃない。牡馬なんか、ようやく駒が揃ってきた感じだけど、それぞれに適性が偏ってて。人気と能力&適性のバランスがうまく取れてないというかさ。
編 ああ、ファン側が。
石 そうそう。いわゆるPOG的な良血馬が毎年人気になるでしょ? 今年もそうなんだけど、みんな適性を掴み切れていないからホープフルSとかフェアリーSみたいなことになっちゃう。
編 で、石橋さんが36万とか48万馬券を当てちゃう(笑)。
石 まあ、それはさておき(笑)、そういう高配当が狙えるレースが多いと思うんだよね、今年は特に。
編 実際、今まで荒れてきているわけですからね。
石 うん、古馬戦線にしても、各路線に中心となるような馬がいないし、現4歳世代とそれ以上の馬との力関係もまだ固まっていない。5歳以上の馬の知名度というか、ネームバリューにとらわれると、4歳世代に食われる。
編 古馬戦線は4歳世代が強いということですか?
石 あくまで個体差の問題だから、世代でどうこう言うのはあまり好きじゃないけど、それもある。あとはレベルの高いレースでどういう結果になるのか、そのあたりがこの春の馬券的な狙いどころにもなるんじゃないかな。
編 なるほど〜。
石 そういう意味では、世間の裏をかくというか、盲点を攻めれば思わぬ高配当にありつける可能性も高いわけで、馬券的な楽しみも大きいよね。
編 ホープフルSもフェアリーSも見事に盲点を攻めてくれましたし。
石 その話はもういいよ(苦笑)。てなわけで、今週も始めましょうか。
編 はい、よろしくお願いします。日曜日のG1、そして3月開催に向けて弾みをつけていきましょう! どのレースに注目しましょう?
石 京都メインの斑鳩Sにしようかなと。
編 京都芝1400mのレースですね。ではさっそく現時点での注目穴馬をお願いします。
石 まずはピークトラム注目だね。
編 ピークトラムですか。でもこの馬って【3 1 5 7】という戦績の通り、イマイチ勝ち味に遅いというか、タルいところがありますよね。
石 そうそう、それがいいんだよ。
編 どういうことですか?
石 この馬ってたしかにキミが言うように勝ち味に遅くて、瞬発力が足りないのが明らかなんだ。シュッと加速できないから、最後に置かれちゃうんだよね。ただ、それでも重賞で善戦できちゃっている。つまり、能力自体は高いんだよ。
編 たしかに重賞でも馬券絡みの実績がありますよね。
石 「1400mという距離は瞬発力よりも持続力勝負になる特殊な距離で、スペシャリストが生まれやすい」という話は何度もしていると思うんだけど、こういうピークトラムみたいな馬が力を発揮できるのがこの距離なんだ。
編 ああ、瞬発力が求められないから。
石 そうそう。だからこの馬は1400mでのレース内容がいいし、実際に4走前、3走前と好走しているでしょ。
編 ああ、それで1400mの成績がいいのか〜。
石 前走は開幕週ということもあって、1400mにしては多少瞬発力勝負になってしまったけど、このメンバーなら本来の1400mらしい締まった流れが見込める。前走からの巻き返しが期待できるよ。
編 鞍上も大幅に強化されますしね。
石 続いてはロノ。
編 この馬が1400m巧者というのはわかるんですけど、現級の1600万下に昇級してからの2戦が9着、8着。そのあたりが気になるんですよね。
石 だろうね。ただ、この2戦は末脚のイメージに振り回されちゃってるんじゃないかな。ワールドスーパージョッキーシリーズで乗り馴れない鞍上だった影響もあるだろうし、前走もテン乗りの騎手だったから。結果論かもしれないけど、位置取りからして後ろすぎた。本来はもっと前で流れに乗れる馬だし、好走した実績のある鞍上に戻るのはいいと思うよ。
編 あとはどの馬に注目しましょう?
石 シンジュボシも面白いよ。まだ1400mでの勝ち鞍はないけど、2走前の内容も非常によかったし、前走も1200mのレースながら、持続力を活かして押し切る内容だった。昇級して人気を落とすだろうけど、軽く扱わないほうがいいだろうね。
編 わかりました。では現時点ではこの3頭に注目ということで、最終的な評価はあとは週末のプレミアムコラムでお願いします!
※各馬の評価を含め、最終結論はプレミアムコラムにて公開致します。ぜひ、ご期待下さい。
石橋武
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