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Vstyle編集者（以下、編）　さあ、奥田さん。いよいよ来ましたね。

奥田隆一郎（以下、奥）　来たね〜、Ｇ１シーズン。やるべきことはいつもと一緒だけど、やっぱりハイレベルの戦いが観られるとなるとテンションは上がるよね。

編　ですよね。何年競馬を続けても、この時期と秋のＧ１シーズンはワクワクし通しです。

奥　あとは馬券が当たれば言うことなしだね。

編　そこは奥田さん、お願いしますよ（笑）。できれば高配当で。

奥　いや、配当はこちらで選べないから。

編　まあ、そうなんですけど、でも実際のところ今年のＧ１戦線って荒れそうじゃないですか。

奥　クラシック路線、特に牡馬路線はひと波乱もふた波乱も起きそうな雰囲気だよね。

編　ですよね。主だった重賞は勝ち馬が全部違いますし、それもあって賞金のボーダーも異常に高い。

奥　もっと言うと最重要ステップレースの弥生賞が稍重発表とはいえ、かなり重めの馬場だったり、新設重賞のホープフルＳなんかがそうだったけど、特殊な馬場、展開も多かったからね。

編　ああ、スローのレースが多かったですよね。そのせいで実力を出し切れなかった馬も多かったですし。

奥　そうね。そういう勝ち切れなかった馬のなかにも適性を感じさせる走りを見せていた馬もいるし、そういう馬はえてして人気の盲点になるからね。馬券的妙味が期待できるレースの典型だよね。

編　おお、今から４月が楽しみですね〜。

奥　そう、あっという間に皐月賞だからね。皐月賞で余裕の勝負をするためにも、ここまで馬券的にもわりと順調に来ているかなと思うので、このいい流れを続けていきたいよね。

編　ええ、そこは奥田さん、ホントお願いしますね。高配当込みで（笑）。

奥　しつこいな（笑）。

編　それもさっそく今週末からということで、さっそく明日のレース展望をお聞かせいただければと。明日は日経賞、毎日杯と重賞が２鞍組まれていますけどどちらを取り上げましょうか。

奥　毎日杯にしようか。せっかく３歳の話も出たことだし。

編　そうですね。ではいつものように奥田さんの注目馬をお願いします。

奥　了解。まずはアッシュゴールドをチェック。毎日杯って、一昨年、去年がそうだったんだけど、２歳時に重賞とかOP特別を好走しながら前走の重賞で善戦どまりだった馬が勝つんだよね。

編　毎日杯で巻き返してくるという。

奥　そうそう。今年はアッシュゴールドがこのパターンに当てはまるよね。

編　そうですね。２歳時から重賞で活躍していて、前走はきさらぎ賞で３着に好走。巻き返しが期待できる戦績ですね。

奥　そう、２歳時に好走したデイリー杯２歳Ｓは直結コース（京都芝1600m外）でもあるし、このコースに対する適性は非常に高い。毎日杯は京都外回りコース、阪神外回りコースが得意な馬を狙いたいだけに、その点も心強いよね。

編　前走も京都外回りコースでの好走ですしね。

奥　そうだね。しかも京都芝1800mも直結コースなんだ。

編　複数の直結コースの激走馬でもあるんですね。

奥　そういうこと。前走も含め勝ち切れない競馬が続いているけど、適性の高さからもここで重賞初制覇まで期待できるよ。

編　ええ、偉大な兄に近づく第一歩を期待したいですね。

奥　続いてはナヴィオン。

編　あ、アッシュゴールドとともにデイリー杯２歳Ｓで好走しているのか。

奥　お、素晴らしい。その通り。アッシュが２着で、ナヴィオンが３着。この馬も２歳時に活躍してずいぶん期待されていたんだけど、近走は勝ち切れないんだよね。

編　あ、巻き返してくるパターンにも当てはまるのか。

奥　そう、毎日杯の勝ち馬のイメージに近いよね。

編　しかも２走前には京都外回りコースのシンザン記念で３着に好走していますね。

奥　そうそう。その点も強調材料。上がり最速で突っ込んできたんだよね。京都芝1600m外はさっきも言ったように直結コースだし、適性も高い。今回は阪神外回りコースで末脚を活かした大駆けを警戒しておかないとね。

編　そうですね。ではここからはプレミアムコラムのお話を。さっそくお願いします。

※この続きはプレミアムコラムにてご覧いただけます。ぜひ、ご期待下さい。