二頭両談!
石橋武

二頭両談 〜京都新聞杯〜

石橋武

投稿日:2015/5/6

Vstyle編集者(以下、編) 石橋さん、結果的に天皇賞(春)はダメでしたけど、あの勝負予想の見解は素晴らしかったですね。


石橋 武(以下、石) ああ、予想はなにひとつ評価できないけど、そこだけは褒めてもらえたよ(苦笑)。


編 ゴールドシップのあのマクリというか、向正面からの仕掛けも完全に見切ってましたもんね。それでゴールドシップの評価を上げるという。


石 まあ、あの馬が京都で勝つとしたらあの競馬しかないし、それができる鞍上だから。


編 さらに1番人気のキズナに関しては堂々の距離不安宣言で、評価を落とすという。


石 堂々のって(笑)、ケガから復帰後の馬体、走りは明らかにマイラーっぽいからね。まあ、2000mくらいまでなら強いと思うよ。


編 とにかくそのあたりの見立ては完璧でしたよね。それだけに不的中が悔まれますが、石橋さんの競馬を見る能力の高さが伝わってくる見解だっただけに、読者の方もそんなに不安になっている方は少ないんじゃないですかね。


石 そうだとありがたいけど。


編 ついでにここで天皇賞(春)の見解を載せちゃいます?


石 あ〜、ごめん。それ、さっきブログのほうの取材で載せていいって言っちゃったんだよね。あれ、スポーツマスターの編集部通信だったかな? いずれにせよ誰でも無料で読める環境にはあるので、興味のある方は覗いてみてください。たぶん木曜日か金曜日にはアップされると思うので。


編 あ〜、一歩先を越されたか。


石 大げさな(笑)。まあ、次なにかあった時はこちらでお願いします。


編 じゃあ、さっそく今週お願いします。いい見解でビシッと決めちゃって下さい。


石 はいはい。


編 もちろん買い目のほうも。


石 わかってるわ! 見解も大事だけど、馬券が当たってナンボだからね。


編 そうだ、そうだ〜! 6週連続G1もまだまだ序盤、今週も張り切って参りましょう!


石 と言いつつ、ここで予想するのは土曜日のレースなんだけど。


編 いいじゃないですか、大事ですよ。翌日のNHKマイルCの投資金が増えるかどうかで勝負が大きく変わってくるわけですから。


石 そうだよね。そのあたりはきっちり肝に銘じて予想してるよ。


編 じゃあ、今週もそろそろ行きますか。


石 OK。


編 どのレースについてお話ししましょうか?


石 せっかくだから京都新聞杯にしようかな。


編 おお〜、いいですね〜。でも重賞ですけど大丈夫なんですか?


石 VstyleさんのPOG企画も始まるでしょ?


編 ええ、そうなんですよ。


石 さらにサイトの注目度も上がるだろうし、どんどん盛り上げていかないとと思ってね。


編 ありがとうございます! じゃあ、僕は一応止めたということで、怒られたら石橋さんのせいですからね。


石 わかったよ(苦笑)。1回くらい大丈夫でしょ。


編 では安心して(笑)、京都新聞杯の注目穴馬をお聞きしましょうか。


石 はいはい。一気に馬名を挙げたほうが説明しやすいかな。


編 あ、そうなんですか? それでもいいですよ。


石 じゃあ、タイセイアプローズ、オメガゴールドレイ、バイガエシの3頭。抽選対象馬もいるので、そこは注意しておいて下さい。


編 はい。で、この3頭に注目した理由というのは?


石 なにか共通点に気づかない?


編 まったく。


石 ちょっとは考えたフリでもしろよ(笑)。


編 だってわからないですもん。なんですか共通点って?


石 3頭とも内回りコースに実績があるでしょ?


編 ああ、たしかに。どれも京都芝2000mで勝ち鞍がありますね。


石 そうそう。まあ、必ずしも京都である必要もないんだけど、内回りで強い競馬をしているというのがいいんだ。


編 へ〜、そうなんですね。でも今回の京都芝2400mって外回りですよね? それなのに内回りの実績を評価しちゃうんですか?


石 そうなんだ。というのも3歳限定戦でこれくらいの距離のレース自体が少ないんだけど、今までは大体スローペースからの瞬発力勝負というのが多いでしょ。


編 そうですね。


石 未知の距離で折り合いを重視するという面もあるし、それはある意味当然のことなんだけど、重賞ともなれば、ましてや賞金次第ではダービー出走もまだ可能となるレースだけに、今までの生ぬるいレースとは道中の厳しさが格段に変わってくるんだ。


編 ああ、たしかに。どの馬も賞金を狙ってきますよね。


石 そうでしょ? ましてや舞台は超のつく高速馬場の京都芝コース。時計の出る馬場で厳しい流れを追走、ゴールまで伸び切る持続力が必要なんだ。


編 要するに瞬発力だけではなくて、持続力も大切だと。


石 ごく簡単にまとめるとね。馬場もいいからスピード自体はどの馬も出せるんだけど、そのスピードを持続させなきゃいけないんだ。


編 で、それと内回り実績がどう関係するんでしょう?


石 内回りの競馬って、直線が短いぶん最後の瞬発力勝負じゃないよね。上がりの時計もそんなに速くならないし。ただ、そのぶん道中は前がかりになって澱みのない流れになりやすい。


編 ああ、そうか! そういう厳しい流れに実績がある馬が対応しやすいのか。


石 そういうこと。内回りのタフな流れで力を発揮できるタイプは、穴馬として面白いと思うよ。ただ気をつけなきゃいけないのは、この手のタイプには明らかにスピード不足の馬もいるということ。スピードというか、瞬発力にも重きを置くべきレース、コースというのは忘れないようにしないとね。


編 じゃあ、週末の勝負予想ではそのあたりを加味した結論をお願いしますね。


石 もちろん。抽選もあるし、まだ現段階では深く踏み込めないけど、勝負予想ではいい買い目をお届けできるように頑張ります。


編 期待してますよ〜。もちろん日曜日のNHKマイルCもね。なんてったって一昨年のマイネルホウオウ(10人気1着)に堂々の本命を打った石橋さんの予想ですから。


石 また古い話を(苦笑)。まあ、とにかく楽しみに待ってて下さい。


編 はい! 石橋さん、どうもありがとうございました!








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