二頭流一鞍道場
皆様の「重賞の穴馬が知りたい!」というお声にお応えし、石橋武のプレミアムコラム「二頭流一鞍道場」の土曜日版がリニューアル!その週に行われる重賞1~3鞍の注目穴馬をズバリ指摘。枠順確定後の更新だけにより高精度、より勝負に徹した穴馬情報をお伝えすることが可能となります。まさにプレミアムにふさわしい情報となること請け合いです。そして、日曜日版では従来通り、厳選した勝負レースの印、買い目、見解をすべてご覧いただけます。ぜひ、ご期待下さい。
※「二頭流一鞍道場」日曜日版は、スポーツマスターで公開されている勝負予想とまったく同じものを1レース分、ご覧いただけます。
二頭両談 〜白百合C〜
投稿日:2015/5/27
Vstyle編集者(以下、編) 石橋さん、先週は土曜日の平安S、そして日曜日のオークスと重賞を連勝。なかなかインパクトのある結果になりましたが、なかでも注目を集めたのが韋駄天S(笑)。
石橋 武(以下、石) 別に笑うところじゃないから(笑)。
編 いや、衝撃がデカすぎて(笑)。だって、単勝94.8倍のフレイムヘイローを(15人気1着)穴馬の本命に推してくるなんて誰も思わないじゃないですか。僕の友人に毎週石橋さんの予想を購読しているのがいるんですけど、さすがに単勝1,000円しか買えなかったって言ってましたもん。
石 いいじゃん、それでも9万4,800円の払い戻しはお得でしょ。それに3連単の73万だっけ? あれは3着抜けで外しちゃったし。
編 2着が人気馬の本命◎ネロで、本命馬のワンツー決着だったのに、なんで3着が抜けるかな〜(笑)。
石 迷ったんだけどな〜、最後に……まあ、言い訳になるからいいや。
編 でもその僕の友人は◎フレイムヘイローで稼いだお金をそのままオークスに突っ込んで、20万円以上の払い戻しを受けてましたし、そういう方はけっこう多いんじゃないですか?
石 ん〜、どうだろうね。それに転がしはあんまりオススメできないしね。
編 でもたとえば日曜日の配信だったら、東京10RのフリーウェイSで◎ネオウィズダム(1人気1着。単勝380円)、新潟11R韋駄天Sの◎フレイムヘイロー(15人気1着。単勝9,480円)、東京11Rオークスの◎ミッキークイーン(3人気1着。単勝680円)と転がすだけで、1,000円が244万円ですからね。
石 そこでやめてりゃな(笑)。次の新潟最終は本命馬が負けてるから、全部パーだぞ。
編 いやいや、250万円ですよ!? 普通は全部突っ込まないでしょ(笑)。
石 そういうことじゃなくて。とにかく競馬に100%はないんだから、残すものはちゃんと残さないと。
編 じゃあ、一発で大きいのを狙って下さいよ〜。
石 なんで責められているのかわからんけど、わかりました。頑張ります。
編 と、そんなことはさておき、石橋さん!
石 そんなことって……。キミから言い出した話だろ。で、なんでしょう?
編 なんでしょう?じゃないですよ〜。ダービーですよ、ダービー!
石 そうだねぇ。
編 なんなんですか、その気の抜けた返事は。
石 盛り上がるのはレースのときだけでいいの。僕らはね。レースまでは冷静にいかないと。
編 ふ〜ん、予想家さんってそんな感じなんですね。ちなみにどの馬を本命にするのかは決まってるんですか?
石 いや、まだ。見当をつけてるぐらいかな。それにしても、まだひっくり返る可能性はあるからね。
編 早く石橋さんのダービーの予想を見たいな〜。
石 それは週末まで待ってもらわないと(笑)。あ、でも今週はダービーウィーク特別企画ということで、スポーツマスターの編集部通信でダービーについて話させられるらしいよ。
編 話させられるって……イヤなんかい(笑)。でもあれ? そしたら石橋さんのブログは?
石 そう、ダービーの予定だったんだけど、目黒記念にしといた。両方とも木曜日の夕方には更新されると思うので、興味のある方は是非。
編 そりゃ、みんな興味あるでしょ(笑)。木曜日の夕方ですね。チェックしておきます。
石 ということで、Vstyleはダービー前日の競馬ね。
編 ええ、土曜日のどのレースについて話します?
石 せっかくだから残念ダービーというか、3歳OP特別の白百合Sにしようか。
編 京都芝1800mですね。ではさっそく石橋さんの注目穴馬を教えていただけますか?
石 了解。まずはキングカラカウア。
編 前走は500万下の夏木立賞で2着。今回は格上挑戦となりますが。
石 そのぶん人気を落とすでしょ。この馬は京都に替わっていいと思うよ。
編 と言いますと?
石 キングカラクアは中山芝2000mで勝ち上がって、2走前の山藤賞も2着。一見すると中山に適性があるかのように思えるけど、東京で走った前走は先行からメンバー中最速の上がりを繰り出しているよね。
編 ええ。
石 中山での競馬ぶりは、伸びるべきところで伸びないというか、反応が悪く見えるんだよね。スムーズに加速できないというか、なんかタルいよね。
編 それが東京だとメンバー中最速の上がりを使っていると。
石 そう。中山のようにコーナーを回ってから加速、そして急坂があってというコース形態だと反応の悪さで後手後手に回っちゃってる。それが直線の長い東京だと余裕を持ってエンジンをかけられるから、それがいいんだろうね。
編 じゃあ、直線が長くて平坦の京都ならもっといいと。
石 うん。しかも外回りコースで3コーナーの下りを利用して加速できるというのもいい。エンジンのかかりの遅いタイプが総じて京都で成績を上げているように、この馬も京都向きのタイプだと思うよ。
編 なるほど〜。
石 このコースならスタミナを活かすミュゼゴースト(山藤賞1着)あたりには先着できる。あの馬は言ってみればキングカラカウアと反対の適性の持ち主だから。
編 ミュゼゴーストはここでも上位人気に推されそうな馬ですよね。それに先着できるとなれば、配当妙味を考えても面白いかも。
石 あとはティルナノーグもここでパフォーマンスを上げてきそうだね。
編 このところの戦績を見ると、やっぱり重賞だと足りないんですかね。
石 本調子じゃなかったというのもあるんじゃない? 前走の青葉賞がいいカンフル剤になると思うよ。
編 ああ、負けましたけど、メンバー中最速の上がりで伸びてきましたよね。
石 まあ、まったく勝負にならないポジションからだったけど、出遅れグセも踏まえてあえてああいう競馬をさせたんじゃないかな。この馬もさっきのキングカラカウアと本質的には同じタイプだと思うよ。
編 京都向き?
石 うん、外回りコースは初めてになるけど、むしろこっちのほうがいいでしょう。前走で復調気配を感じたし、人気を落としているここが狙い目じゃないかな。
編 あと一頭挙げるとどの馬をチェックしておけばいいですか?
石 ダノンリバティもいよ。
編 前走は重賞の京都新聞杯で5着。なかなか惜しい競馬でしたよね。
石 もともと毎日杯2着とか重賞でも実績のある馬だし、それに前走は16頭立ての最内枠ということもあって、いつもと違う競馬で先行させたからね。むしろそれでも大崩れしなかった点を評価したい。能力の証でしょう。
編 たしかに今までは末脚勝負の馬でしたからね。
石 そうなんだよ。今回は距離短縮でペースも速くなるし、いつもの末脚勝負に徹しやすい状況が揃うし、皐月賞、京都新聞杯の負けで人気を落とすここは配当的にも楽しみだね。
編 そうですね。では現時点ではこの3頭の穴馬に注目ということですね。
石 あくまで現時点での評価なので、各馬の印については週末のプレミアムコラムをチェックしていただければと。
編 あとはスポーツマスターさんの編集部通信とブログ(ともに無料)もチェックしておかないと。ダービーと目黒記念の見解ですもんね。
石 は〜い、よろしくお願いします。
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