二頭両談!
石橋武

二頭両談 〜猪苗代特別〜

石橋武

投稿日:2015/7/1

Vstyle編集者(以下、編) 石橋さん、新企画第一弾(「二頭両談 日曜日版」)となった先週でしたが、取り上げた清里特別がまさかのガチガチ決着(苦笑)。


石橋 武(以下、石) ホントだよ。おまけに穴馬の本命は走らず、プレミアムコラムで公開した人気馬の本命が勝つというね。


編 まあ、皆さんできればプレミアムコラムも読んで下さいということでしょう(笑)。


石 まあ、とにかく配当も安かったし、なんか中途半端になっちゃって、カッコ悪かった(苦笑)。そのぶんは今週巻き返しますので。


編 はい、お願いします! で、今週はどのレースを取り上げます?


石 土曜日福島10R 猪苗代特別にしようか。


編 ダート1700m戦ですね。ちなみに競馬専門紙なんかだと、福島ダートのレースの場合、参考の戦績として新潟ダートが掲載されていることが多いですよね。実際のところ共通点というか、参考にするべき部分はあるんですか?


石 ん〜、コース形態も似ているわけではないので直接的に参考になるかどうか言われると難しいかもね。ただ新潟で差して勝った馬とか、厳しいペースを先行して勝った馬は福島でも好走できることは多いよね。


編 どういう理由なんですか?


石 コース形態から考えるとわかりやすいんだけど、新潟ダートコースってコーナーの角度がキツくて、そこで一旦減速せざるを得ないんだ。これは先行馬にとっては息が入りやすいということになるし、反対に差し・追い込み馬にとってはコーナーで加速ができないので仕掛けが遅れやすい。要は完全に先行有利のコース形態なんだよね。


編 ああ、それを利用して去年の夏はけっこう稼ぎましたもんね。


石 ああ、そうだったかも。一方の福島ダートコースは典型的なローカルのコース形態で直線も短い。となると、当然道中の仕掛けが早くなりがちなうえに、3〜4コーナーはスパイラルカーブが採用されているので、コーナーでスピードを落とさなくても回れる。つまりローカル特有の急流になることが多い。


編 道中からグンとスピードアップするイメージですよね。


石 そうそう。それを踏まえてさっきの話に戻ると、先行にかなり有利な新潟ダートを差して勝った馬はそもそもの能力が違う可能性があるし、かなりの瞬発力の持ち主で直線の短い福島でも通用する可能性がある。


編 ましてや急流の福島ダートですからね。


石 そうだね。で、新潟ダートでも厳しいペースを先行して勝てる馬というのは、スピードの持続力に秀でているということでもある。


編 あ、そうか。厳しいペースで先行しつつ、長い距離を粘り切ったということですからね。


石 そういうこと。道中から一気にペースが上がる福島ダートでも耐えられるだけの持続力があるということだよね。ただ、先行馬にはかなり有利なコース設定ではあるので、新潟ダートを先行して勝った馬はしっかり吟味してもらいたいけどね。


編 たしかに。新潟で好走しているから福島でもと安易に考えちゃダメなんですね。


石 当然。まあ、Vstyleを見にくるような競馬に詳しい方にとっては、なに当たり前のことを言っているんだという感じでしょうけど(笑)。


編 たしかに(笑)。でも僕には役に立つお話でした。ではそのあたりを踏まえて猪苗代特別の注目穴馬をお願いできますか。


石 了解。まずはさっきの話でいうところの瞬発力タイプから一頭、ペルセヴェランテに注目。


編 前走で3歳限定の500万下を勝って昇級。今回が古馬との初対戦になります。


石 いつかの勝負レースの見解にも書いたと思うんだけど、この時期の古馬混合戦は3歳馬狙いがオススメなんだ。斤量的にも有利だし、下級条件をウロウロしているような古馬を買うくらいならフレッシュな3歳馬を買ったほうが勝負になる。今年のダート路線は特にそれを感じるしね。


編 あ、ペルセヴェランテは唯一の3歳馬なのか。


石 そうなんだよ。さっき新潟ダートの話で差して勝った馬は注目って言ったけど、この馬は東京ダ1600mでとんでもない上がりで先行馬を差し切ったんだよね。コース形態は違うけど、瞬発力を武器に勝ってきたという意味で同馬を推したい。前走の道中はずっと後方にいただけに、小回りの福島だと置かれる可能性はあるけど、その前走は時計的にも古馬1000万クラスと同等以上だったし、能力は間違いなく高い。昇級戦、初の古馬相手だけに人気を落としてくる今回は狙い目だよ。


編 たしかにあの差し脚はスゴかった。全体の時計も優秀でしたし。注目しておきます。


石 あとは去年の秋に同コースの福島ダ1700mで圧勝して、前走も厳しい流れになった新潟ダ1800mを前めの位置から押し切ったロードフォワードもいいね。


編 これがふたつめの注目パターンの持続力タイプからのオススメですね。


石 別にパターンというわけではないけどね(笑)。まあ、そんな感じ。


編 同コースでの実績もありますし、……というか人気じゃね?


石 え〜と、続いては……


編 こら。穴馬推奨なので、そのまま続けないで下さい。


石 まあ、いいじゃないの。次は人気ないから。


編 ったく。で、次に注目するのはどの穴馬なんですか?


石 エイシンヴァラー。


編 お、たしかに人気はなさそうですね。ただ、たしかに1700mでも勝っていますけど、3勝中2勝は1400mですよね。


石 むしろいいでしょう。1400mはタフな持続力勝負になる代表的な距離だから。しかもこれってキミが気にしたように、多くのファンが距離が持つかどうかを心配するところだから、降級馬とはいえ人気の盲点になりやすい。


編 ああ、たしかに。前走で大敗しちゃってますしね。


石 とりあえず現時点ではこの3頭に注目しておこうかな。


編 わかりました。では週末の勝負予想。そして日曜日のコンテンツも楽しみにしています。どうもありがとうございました。






-----------------


「単勝二頭流」勝負レースの予想を見る方法 

1. スポーツマスターにアクセスする。

2. スポーツマスターで、無料会員登録する。

3. マイページから「石橋武」⇒「勝負予想!二頭流指南(単勝・3連単)」を選んで

ください。


「単勝二頭流」勝負レースの予想サイト

https://www.sportsmaster.jp/


-----------------


石橋武

プレミアム会員に登録するだけで「二頭流一鞍道場」を読める!

二頭流一鞍道場
皆様の「重賞の穴馬が知りたい!」というお声にお応えし、石橋武のプレミアムコラム「二頭流一鞍道場」の土曜日版がリニューアル!その週に行われる重賞1~3鞍の注目穴馬をズバリ指摘。枠順確定後の更新だけにより高精度、より勝負に徹した穴馬情報をお伝えすることが可能となります。まさにプレミアムにふさわしい情報となること請け合いです。そして、日曜日版では従来通り、厳選した勝負レースの印、買い目、見解をすべてご覧いただけます。ぜひ、ご期待下さい。
※「二頭流一鞍道場」日曜日版は、スポーツマスターで公開されている勝負予想とまったく同じものを1レース分、ご覧いただけます。

PREMIUM
コンテンツ一覧
スポーツコラム
  • 奥田隆一郎
  • 石橋武
  • 棟広良隆
  • 鈴原幻象
  • 真中剣二
Vstyleスマートフォン版
外出先でもスマートフォンで
Vstyleをチェック!
PR