二頭流一鞍道場
皆様の「重賞の穴馬が知りたい！」というお声にお応えし、石橋武のプレミアムコラム「二頭流一鞍道場」の土曜日版がリニューアル！その週に行われる重賞１～３鞍の注目穴馬をズバリ指摘。枠順確定後の更新だけにより高精度、より勝負に徹した穴馬情報をお伝えすることが可能となります。まさにプレミアムにふさわしい情報となること請け合いです。そして、日曜日版では従来通り、厳選した勝負レースの印、買い目、見解をすべてご覧いただけます。ぜひ、ご期待下さい。
※「二頭流一鞍道場」日曜日版は、スポーツマスターで公開されている勝負予想とまったく同じものを１レース分、ご覧いただけます。
二頭両談！
石橋武
二頭両談 〜習志野特別〜
石橋武
投稿日：2015/9/30
Vstyle編集者（以下、編） 石橋さん、いよいよＧ１戦線がスタートしますね。
石橋 武（以下、石） そうですね。今週末がスプリンターズＳ。１週空けて再来週から秋華賞、菊花賞、天皇賞（秋）と続きますからね。気合いが入ります。
編 石橋さんの予想を頼りにしている方も多いですから、大変ですよね。
石 Ｇ１といっても普段とやることは変わらないんですけど、注目度は夏のローカル開催時と比べものにならないですからね。競馬なので当たり外れはどうしても出ちゃいますけど、買い目だけじゃなくて見解も含め皆さんのお役に立てる予想を心がけたいなと。いつも以上に。
編 毎週あれだけ書くのは大変だと思いますけど、コース形態、馬場から適性、展開を掴んだ予想というのが、あれだけ精度が高いものだということがよくわかりますよね。
石 それで全部当たってくれれば言うことなしなんですけど（笑）。
編 たしかに（笑）。それだけやっても外れるレースもあるんですよね。
石 追い出しのタイミングひとつで結果が変わっちゃいますからね。ただ、そこまできっちりというのを自分で言うのもなんですけど（笑）、そのコース、馬場に向く適性馬をピックアップして、展開、各馬の調子と照らし合わせてレースを選べば、的中の確率は確実に上がりますから。
編 ああ、石橋さんの勝負予想のスタイルで言えば、仮に３連単を首の上げ下げで外したとしても、３連複はきっちり獲っているという。先週もそういうパターンがありましたよね。日曜日の甲東特別とか。
石 ああ、あのレース。あれは３連単を外したのはちょっと痛かったですね。16万円くらいついていたので。
編 本命◎サイモンラムセス（５人気）が２着でしたからね。とはいえ、３連複はしっかり的中して4万5,590円の高配当。余裕でプラスでした。
石 あのレースは△ゴウキ（14人気）がポイントだったんですよ。さすがに勝つことはないと思ってましたけど、３着以内という意味ではかなり面白いなと思っていて。
編 僕は正直、石橋さんがなんでこの馬に印を打ったのかがまったくわかりませんでした（苦笑）。だって甲東特別は1000万のレースで、△ゴウキって未勝利馬ですよ!? ホント意味わからんって思ってたら３着に激走という。
石 たしかに馬柱だけみたら出るレースがなくてここに登録してきたととらえられても仕方ないですよね。この前の未勝利戦も８着だったかな、大敗していたわけですし。
編 ええ。
石 ただ、前走はスーパー未勝利で番組を自由に選択ような余裕もないので仕方ないんですが、ダート戦は合わないし、芝のスプリント戦も短いですから。この馬にとっては。むしろその芝の短距離戦でもおっ！というところがあって、能力の片鱗は見せていましたし。
編 で、格上挑戦とはいえ、芝のマイル戦と条件がガラッと替わる今回は走ってくると見込んだと。
石 簡単に言えばそういうことですね。
編 それがあっても３連複4万5,590円ということか〜。
石 ただ、僕としては人気馬の本命◎サイモンラムセス（５人気２着）か、穴馬の本命◎ライブリシュネル（８人気４着）が勝ったうえでの、３連単的中まで見ていたので、そこは皆さんに申し訳なかったなと。
編 申し訳ないって……。全然プラスですから謝らなくていいところです、それ（笑）。
石 あくまで「単勝二頭流」なので、本命馬が勝たないと。皆さんにはそれを期待していただいているわけですし。
編 じゃあ、今週末はその悔しさを存分にぶつけていただきましょう（笑）。
石 そうですね。
編 ではそろそろ今週末のレースについてのお話を。土曜日はどのレースに注目しましょう？ 中山メインの秋風Ｓとか？
石 いや、秋風Ｓはマイル戦なので、枠順を見たいですね。その前の習志野特別にしましょうか。
編 中山10R、中山芝2000mで行われる1000万特別ですね。現時点でどの馬が気になります？
石 まずはストレンジクォークに注目しましょうか。
編 ラジオNIKKEI賞７着以来の出走となります。
石 そのぶん人気を落としてくれるのではないかと、淡い期待をしております（笑）。
編 そうですね（笑）。去年末、今年の春と今回と同じ中山芝2000mで連勝しているだけに、たしかに人気は気になりますね。
石 そう、このコースへの適性が非常に高いんですよね。しかもともにそれおぞれのレースレベルにしては厳しめの流れだったんですけど、その流れでゴールまで伸び切りましたからね。
編 スローの瞬発力勝負よりも、厳しい流れで脚を伸ばせるタイプ。
石 そうですね。前走も７着とはいえ、道中は絶望的な位置取りでしたけど、それでも最後までバテずに伸びてきて。
編 福島芝1800mで４コーナー16番手。というか最後方ですよね、これ。
石 そうなんですよ。全然レースにならなかったですけど、チラッと能力だけは見せたなと。今回は初の古馬相手ですけど、1000万特別なら能力的にも上位の存在ですし、適性は言わずもがな。注目ですね。
編 なるほど。
石 続いてはガチバトルもいいですね。
編 中山でも２勝を上げていますし、前走は福島芝2000m（松島特別）で２着に好走と小回りを得意としている一頭ですね。
石 小回りというより、上がりのかかるタフなレースがいいんですよね。まあ、小回りはそういうレースになることが多いので、小回り得意という認識でも大きく違わないですけど。
編 ああ、厳しい流れがいいのか。
石 上がり35秒台のレースでメンバー中最速の上がりをマークするイメージですね。
編 ああ、たしかに。
石 それとこの馬は前に行く競馬ができるのもいいですよね。自在性があるのが。今の中山はＣコース替わりと芝の状態から前に行った馬に有利ですから。枠順も気になるし、今週末も今の馬場の認識でいいのかという点は週末までに精査しますけど、現時点では注目すべき馬ですね。
編 わかりました。
石 あとはエアルブロンも面白いですよ。
編 前々走で今回と同じ中山芝2000mを３着に好走していますね。
石 鹿野山特別ね。なんかチグハグな競馬になったわりには、よく３着まで来たなと。本来は先行して粘るという競馬のスタイルだけに、勝ち馬に切れ負けしたのも納得といえば納得という（笑）。
編 じゃあ、今回はさっき石橋さんが言っていた先行有利の馬場だけに、いつも通りに前に行ければという？
石 そうですね。かつ厳しい流れを自分からつくるような競馬が出来ればなおチャンスは大きいですよね。
編 わかりました。では、現時点ではこの３頭に注目ということで。今週末もプレミアムコラム、そして勝負予想とよろしくお願いします。
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