二頭流一鞍道場
皆様の「重賞の穴馬が知りたい!」というお声にお応えし、石橋武のプレミアムコラム「二頭流一鞍道場」の土曜日版がリニューアル!その週に行われる重賞1~3鞍の注目穴馬をズバリ指摘。枠順確定後の更新だけにより高精度、より勝負に徹した穴馬情報をお伝えすることが可能となります。まさにプレミアムにふさわしい情報となること請け合いです。そして、日曜日版では従来通り、厳選した勝負レースの印、買い目、見解をすべてご覧いただけます。ぜひ、ご期待下さい。
※「二頭流一鞍道場」日曜日版は、スポーツマスターで公開されている勝負予想とまったく同じものを1レース分、ご覧いただけます。
二頭両断
投稿日:2018/1/5
明けましておめでとうございます。
今年も皆様のお役に立てる情報をお伝えしてければと考えております。
どうぞよろしくお願い致します。
今年一発目は特別に2鞍の注目穴馬をお伝え致します。
プレミアムコラムではフェアリーSの注目穴馬についてもお伝えしておりますので、ぜひご注目ください。
◉中山金杯
ブラックバゴは道中早めから仕掛けて、最後まで長く脚を使うタイプ。ここで有力視されているウインブライトと同じような競馬をする馬だ。一時は馬体と能力のバランスが取れずに低迷していたが、ここにきて馬体も充実。安定して力を発揮できるようになってきた。ウインとどちらが先に仕掛けるか注目だが、枠順その他を見たうえで、展開を見極めていきたい。いずれにせよ、今の中山芝コースはそう簡単には前が止まらないだけに、早めに前につけられる同馬にとっては走りやすい馬場と言え、好走が期待でいる。
カデナがようやく適舞台というか、身の丈にあったレースに出走してくる。昨年の春に今回と同じ中山芝2000mで弥生賞を勝ったあと、G1への出走もあって成績は低迷したが、ざっくりと言ってしまうとまだまだそこまでの馬ではない。弥生賞のレベル自体高いとは言えず、さすがにG1を中心としたローテーションでは無理があった。OP特別、G3あたりが能力的には身の丈にあったレベル。ハンデ56キロはちょっともらいすぎた感もあるが、上がりのかかるこのコース自体は合う。復活の走りを期待したい。
◉京都金杯
マイネルアウラートは16年の東京新聞杯で11番人気3着、17年の東京新聞杯でも4着。前走のポートアイランドTでも12番人気5着と東京マイルでパフォーマンスを上げてくるタイプ。東京マイルは緩急がつきやすく(スローになりやすく)、一般的には瞬発力があるタイプが得意とするコースだけに、切れるとはいいがたい同馬の良績は意外。しかし、その好走ぶりを細かくみると、他馬がラップを落とすところでポジションを上げ(そのままのラップを維持し)、早めに抜け出すことで瞬発力のなさを補っていることがよくわかる。今回は初の京都となるが、京都マイル(外回り)も東京同様に緩急がつきやすく同馬にとって走りやすいコースといえ、さらに東京よりも前が残りやすいというのは大きなメリットとなる。
マサハヤドリームは平坦京都へのコース替わり、斤量減は大きなプラス材料。前走、前々走と重賞で大敗しているが、エンジンのかかりの遅いタイプだけに急坂の阪神や小回りでは同馬の持ち味は活きない。京都外回りコースで下り坂を利してスピードに乗れるのは大きなプラスで、実際、スパイラルカーブでスピードに乗ったまま直線に入ることのできる小倉とここ京都では速い上がりを使えている。ベストのコースと軽ハンデを味方に大駆けが期待できる。
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