(土)重賞対談結論・(日)最終ﾚｰｽ予想
奥田隆一郎のプレミアムコラムは、土曜に重賞対談の最終結論、日曜に最終レース予想をお届けします。土曜はスポーツコラム（無料）でメインレースの注目馬を取り上げましたが、そのレースの最終結論（予想の印を含む）をプレミアムコラムにて公開します。また日曜は、最終レースの予想を公開します。馬券で勝って帰るためにもっとも重要なレースは最終レースといえます。それまで勝っている人はそれ以上の回収を、仮に負けていたとしても一発逆転があるのが最終レース。まさに「終わり良ければすべて良し！」を地でいくプレミアムコラムとなること間違いなし。是非、ご期待下さい。
直結式 土曜の勝負対談
奥田隆一郎
直結式 重賞対談〜福島牝馬Ｓ〜
奥田隆一郎
投稿日：2014/4/24
Vstyle編集員（以下、編） 奥田さん、先週のアンタレスＳは決めてくれましたね〜。
奥田隆一郎（以下、奥） あ、そっち（笑）？
編 え、そっちとは？
奥 いや、この時期だけに取材を受ける機会が多いんだけど、みんな皐月賞の話をしたがるからちょっと意外でおもしろかった（笑）。
編 ああ、皐月賞では人気薄のウインフルブルーム（８人気）を本命に抜擢、結果３着激走でしたもんね。たしかにアンタレスＳより皐月賞か（笑）。
奥 まあ、どっちでもいいよ（笑）。ただ、アンタレスＳは結果的に堅かったから、あんまり話すこともないか。
編 堅くても的中していくことが大切って、奥田さんも常々言っているじゃないですか。そういう積み重ねが高配当ゲットにつながるって。
奥 お、素晴らしい。それはね、事実。堅そうだからって無理矢理大振りしてしても、外したら意味がないからね。勝負ごとで大切な流れがもおかしくなるし。
編 へ〜、奥田さんってそういう流れとかも気にするんですね。
奥 いや、むしろ流れを気にしない予想家なんていないでしょ。これは運が良いとか悪いとかの話じゃなくて、勝負どころを見極めるのにも必要だし。馬場の変化を気にするとか、そういうのと同じ。だから仮に堅く収まりそうなレースであっても、それはちゃんと的中しにいかないと。
編 なるほど。で、皐月賞なんですけど。
奥 結局、皐月賞かいっ（笑）！
編 Ｇ１ということで（笑）。それにしてもよくウインフルブルームに本命を打ちましたね。
奥 ん〜、まあ結果３着だから、それが正しかったのかどうかはさておき、８番人気ながら３着に激走したというのは、適性の見極めとしては良かったかなと。
編 ほら、それに別の対談で「今の中山芝2000mの馬場は完璧に読めている。どういう馬が走るのかという傾向はわかってる」みたいな発言があったじゃないですか。
奥 ん〜、その言葉通りかどうかは忘れたけど、馬場は掴めているという話はたしかにしたね。
編 で、驚いたのがスポーツマスターで配信している【直結式 勝負予想】で、皐月賞の前に同じ中山芝2000mの9Rを配信したじゃないですか。
奥 ああ、鹿野山特別ね。ちゃんと当たったでしょ？
編 ええ、３連単の31,480円まで完璧に。もうびっくりというか、さすがだわ〜と。あ、ホントにどういう馬が走るかわかってるんだと思って。
奥 疑ってたんかい（笑）。
編 いや、そういうわけじゃないですけど（笑）。あ、ホントだ！みたいな。それで人気薄のウインフルブルーム本命と来たら、そりゃテンション上がるでしょう。
奥 ん〜、まあ結果３着で、３連複7,690円までだったからね。３連単を逃したという意味ではすっきりしているわけじゃないんだけど。
編 そのすっきりは今週末に持ち越しということで（笑）。ただ、あの皐月賞で直結理論で適性を掴むということがいかに大切か思い知りました。今後ともよろしくお願いします。
奥 あ、こちらこそ。って、なんなんだ、このくだりは（笑）。
編 今週もビシッと決めて下さいということです。さて、今週の土曜日は荒れそうな福島牝馬Ｓが行われますけど、さっそく始めちゃっていいですか？
奥 もちろん。
編 では、改めて。奥田さんの福島牝馬Ｓ注目馬を教えていただけますか？
奥 はい。じゃあ、まずはトーセンベニザクラに注目。
編 へ〜、ちょっと意外。
奥 なんで？
編 前走で同じ牝馬重賞の中山牝馬Ｓを負けていますし、中山芝1800mって直結コースですよね？
奥 お、ちゃんと勉強してるっぽく聞こえる（笑）。
編 それ、失礼なやつです（笑）。
奥 たしかに中山芝1800mは直結コースだし、中山牝馬Ｓがもっとも重要なステップでもあるよね。
編 ですよね。過去５年の１〜３着馬を見ると、ほとんどが前走で中山牝馬Ｓを走っているし。あれ、あ、成績関係ないですね。
奥 お、よく気づいたね。そうなんだよ。キミが言った近５年の話だと馬券に絡んだ15頭のうち12頭が前走で中山牝馬Ｓを使っているんだ。ただ、中山牝馬Ｓって牝馬の有力どころの始動戦として使われる、つまりひと叩きとして使われることが多いからイマイチ戦績は安定しないんだよね。
編 なるほど。で、中山牝馬Ｓをひと叩きされて良化した馬がこの福島牝馬Ｓで激走すると。
奥 そうそう。そういう図式。トーセンベニザクラも前走は休み明けではないにせよ、不利な大外枠に入ってまったく持ち味が発揮できなかったからね。ただ、２走前には直結コースの東京芝1600mで行われた初音Ｓ（1600万下）を勝っているし、３歳時には同じく直結コースの中山芝1600mで行われたフェアリーＳも勝っている。このコースに対する適性は高いよ。
編 複数の直結コースの激走馬か。
奥 しかも中山牝馬Ｓという好ステップを踏んでくるだけに、巻き返しもきく。まだ枠順はわからないけど、らコース形態的にはどこの枠に入っても前走に比べたらプラス。流れも向くだろうしね。大駆けが期待できるよ。
編 はい、ちゃんと馬券に入れておきます。
奥 続いてアロマティコもチェックしておこう。
編 お、この馬も前走で中山牝馬Ｓを走っていますね。
奥 そうだね。３歳時には直結コースの京都芝2000mで行われる秋華賞で３着に激走しているし、京都内回りのほかにもローカルの中距離戦での勝利もある。
編 小回りコースの激走が多いと。
奥 その通り。前走の中山牝馬Ｓは出遅れるわ、直線でロスがあるわとまったくスムーズな競馬ができなかった。福島牝馬Ｓは差しの決まりやすいレースでもあるし、前走以上の好勝負が期待できるよ。
編 この馬はホントに惜しいレースが続いていますからね。そろそろ重賞を勝たせてあげたいよな〜。
奥 あとはアグネスワルツもチェック。
編 ようやく一時期の不調を脱してきた感がありますよね。
奥 そうだね。３走前に直結コースの阪神芝2000mで行われたマーメイドＳを10番人気２着に激走しているしね。もともと能力は高くて３歳時にも直結コースの東京芝2000mで行われたフローラＳの２着や、オークス３着といった重賞実績を持っている馬だけに、ナメてかかると痛い目に遭うよ。
編 この馬も前走中山牝馬Ｓ組ですけど、休み明けで自分の競馬ができずでしたからね。
奥 そうだね。ひと叩きされた上積みと本来の先行策で変わり身は十分にあり得るよ。とりあえず現時点ではこの３頭に注目かな。
編 わかりました。今週はＧ１シリーズの谷間とはいえ、東京・京都替わりに加えて重賞が３つも組まれていますし、なかなか面白い週末になりそうですね。
奥 かなり面白いでしょ。想定を見ても明らかに東京を狙ってきた馬がけっこういるし、狙いどころ満載。重賞以外のレースもぜひチェックしてもらえればと。
編 もちろんです。土曜日重賞対談の完結版で福島牝馬Ｓにどんな最終結論が下るのかも含めて、週末の配信を楽しみにしています。奥田さん、どうもありがとうございました。
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