二頭両談!
石橋武

二頭両談 〜東京12R〜

石橋武

投稿日:2015/5/1


Vstyle編集者(以下、編) 石橋さん、今週は天皇賞(春)が行なわれますが、どうなんでしょう?


石橋 武(以下、石) もうその手には乗らないよ(笑)。


編 あ、やっぱり(笑)? でも石橋さんの天皇賞(春)ですから、色々と注目されているんでしょうね〜。


石 おかげさまでというか、なんというか。言っても145万馬券を獲ったのって12年の話だからね。そんなに前の結果をここまで引っ張っちゃっていいんですか?という。


編 別に石橋さんが引っ張ってるわけじゃないからいいんじゃないですか? むしろ石橋さんのブログでもお話しされていたように、石橋さんご自身はもうその話はやめてってスタンスですし。


石 読まされるほうにとっても、もういいよっていう方は多いと思うんだよね。実際、1作目の単行本から書いてる話なわけで。


編 そうは言っても本を読んでない方は多いでしょうし、そもそも最近になって石橋さんを知ったという方が多いですからね。


石 とは言ってもね〜。過去の実績で評価されるより今週の予想で評価されたいので。


編 出た、名言。かっこ良すぎるわ(笑)。


石 いやいや、予想家として普通のことを言ってるだけだから(苦笑)。


編 でもたしかに石橋さんのブログを読むと、天皇賞(春)は自信満々な感じが溢れ出ていましたもんね(笑)。


石 ああ、それインタビュアーの方にも言われました。自分としてはいつも通りに話しているつもりなんだけど、やっぱりなにか違うんでしょうね。だから当たるというわけじゃないんでしょうけど(笑)。


編 いやいや、当ててもらわないと。それにブログでピックアップしている穴馬なんですけど、僕としてはまったく意外な名前が挙がったんでホントびっくりして。え〜っ、マジっすか!? みたいな。


石 ああ、いろんな取材先でけっこう言われましたね。言われすぎて不安になってくる(笑)。


編 冗談ですよね?


石 あたりまえじゃないですか(笑)。あそこで挙げた3頭はかなり面白いと思うよ。でもまあ、詳しくは勝負予想の最終評価まで待っていただくとして。


編 ですね。その前の軍資金稼ぎとして土曜日のレースも当ててもらわないと困るので。


石 給料出たばっかりだろ(笑)。


編 ほらGWで何かと物入りですし。


石 そうか。じゃあ、なんとか勝負資金を捻出できるようなレースを選ばないとね。


編 お願いします! で、どのレースにします?


石 ん〜、東京12R 4歳以上1000万下のレースにしようかな。


編 おお、たしかに当たっても次に使うところがない(笑)。


石 それで選んだわけじゃないけどね(笑)。


編 ではさっそくですけど、東京最終レースの注目穴馬をお願いします。ダート1300mのレースですね。


石 了解。じゃあ、まずはツインキャンドル。4走前に今回と同条件で2着に好走しているよね。


編 あのレースは50キロの軽斤量でしたけど。


石 そうね。今回はそこから5キロ増だけに、そのあたりが気になる方も多いだろうけど、この馬は斤量が増えてもパフォーマンスに影響が出ていないんだ。あ、もちろん57キロとかになったら話は別だよ。


編 まあ、牝馬でそこまで背負わされることはないでしょうからね。で、今回の55キロなら問題ないと。


石 そう思う。それに東京ダ1300mは前後半のラップにあまり差が出ないイーブンラップのコースで、好走馬は持続力にちょいと瞬発力を付け加えたようなタイプが多いんだ。ツインキャンドルはまさにそのタイプ。先行しつつもスッと加速できるんだ。


編 東京も相性がいいですしね。


石 というか、そういうタイプだから東京と相性がいいんだけど(笑)、今回はメンバーを見ても厳しい流れにはならず、平均かそれより若干遅いペースが見込まれるだけに、同馬のちょいという瞬発力がより効いてきそうだね。


編 なるほど。


石 続いてチェックするのはウインプロスパー。


編 この馬も東京ダートが得意ですよね。


石 そうだね。1000万クラスではなかなか好走できなかったけど、3走前に中山ダ1200mで2着に好走。


編 あれ、中山ダ1200mって、前半が厳しいペースになりやすい前傾ラップじゃなかったでしたっけ?


石 お、素晴らしい。よく覚えてたね。そうなんだよ、言ってみれば今回の東京ダ1300mとは反対に近いコース形態といっていい。それでもこの馬を評価したのはある程度ペースが緩みさえすれば、後半で速い上がりを使えるからなんだ。


編 たしかにここ2走はメンバー中上位の上がりを使っていますよね。


石 そうなんだ。たしかにそれでも中山では差し届かなかったけど、5着、6着とはいえ勝ち馬との差はわずか。さっきも言ったように、今回は緩めのペースで流れるだろうし、となれば同馬はしっかりとした差し脚をマークできる。さらに、前走は砂を被ってひるんだところがあったけど、今回は大外枠を引いたのもいいよね。


編 半ハロンの延長と、直線の長い東京コース替わりで末脚に期待ですね。


石 あとはモリトビャクミ。


編 おお、まったく人気がなさそうですけど。


石 だろうね。1000万クラスでの好走がないからね。クラスの壁があると思われてるだろうし、ましてや今回はノドの手術明けだから。


編 だったらなんでこの馬を推すんですか?


石 簡単に言うと、強いから(笑)。


編 え〜と、どのあたりが(笑)?


石 そもそも近走はノドの影響があったわけだから度外視でいいんだけど、この馬は3歳時に中京ダ1400mで行なわれた昇竜Sで5着に善戦してるんだ。


編 あ、強い相手と戦ってましたよね。


石 そう。しかもこのレースは前残りのレースだったんだけど、モリトビャクミは出遅れて後方からの競馬。


編 展開的にも不向きだったんですね。


石 それでいて強敵相手に5着だからね。現4歳世代のダート路線は、それこそ3歳時から能力が高いと言われてきた世代で、実際戦績もそれを裏付けている。


編 ああ、そうでしたね。石橋さん、去年の春から(当時)3歳世代の強さについて力説してましたもんね。


石 そうだっけ? それは忘れたけど(笑)、まあ、そういうこと。今回は手術明けではあるけど、調教ではしっかりと動いているし、緒戦から好走が期待できるよ。


編 わかりました。


編 では、プレミアムコラム用に各馬の印までお願いします。


石 了解。各馬の最終評価はこちら。




※この続きはプレミアムコラムにてご覧いただけます。ぜひ、ご期待下さい。

石橋武

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