直結式 土曜の勝負対談
奥田隆一郎

直結式 重賞対談 〜富士S(G3)〜

奥田隆一郎

投稿日:2015/10/23


Vstyle編集者(以下、編) さあ、奥田さん。明日はマイルCSの前哨戦、富士Sが行われるということで、土日かかわらず競馬シーズンまっさかりという感じになってきましたね。


奥田隆一郎(以下、奥) そうだね。夏の間は土曜日の重賞が限られてたし、あっても、これで重賞って言っていいのかというメンバーだったりね。正直なところ。


編 それがこの季節はG1につながる重賞が土曜日にも行われるわけですからね。


奥 そうだね。明日の富士Sも好メンバーが揃ったしね。


編 ええ。NHKマイルCの覇者クラリティスカイ、同5着のグランシルクを筆頭とする強力3歳馬勢に、迎え撃つ古馬もカレンブラックヒルやらサトノアラジンやら、ホントいいメンバーが集まりましたよね。


奥 おかげで悩んだ、悩んだ(笑)。前哨戦でこれだけ揃うとさすがに一筋縄ではいかない。むしろ本番のG1なら、どの馬もきっちり仕上げてくるから、余計なことを考えずに適性×能力を評価すればいいんだけど、今回は有力馬にも休み明けが多いからね。そのあたりは毎年のことながら気を使うよね。


編 ああ、そうですよね。いつもG1のほうが簡単だって言ってますもんね。ということは明日の菊花賞も……(笑)。


奥 絶対そうくると思ったよ。ま、まずは土曜日の競馬に集中しましょうかね。


編 そうですね。奥田さんのことなので、難しいと言いつつきっちり仕留めてくれるでしょう。日曜日の軍資金稼ぎは任せましたよ。


奥 はいはい。【直結式 勝負予想】も含めてご期待下さい。ということで、【直結式 重賞対談】は富士S。


編 奥田さんはどの馬に注目しているんですか?


奥 まずはヤングマンパワー。


編 え?


奥 ヤングマンパワーだよ。


編 いや、ちょっと意外で。


奥 そんなことないだろ。今日は前日のオッズが出ているけど、単勝12.6倍の7番人気。意外と人気してるんだよね。


編 あ、ホントだ。でも奥田さんはこの馬のどこを評価したんですか?


奥 直結コースの阪神芝1600mでアーリントンCを勝っているからね。


編 ただそのあとのニュージーランドTと同コースのNHKマイルCを凡走しているんですよね。


奥 NHKマイルCは6着だよね。


編 そうです。


奥 たしかに同コースで凡走しているのは事実なんだけど、たとえば13年の3着馬シャイニープリンスも、11年3着馬のマイネルラクリマもNHKマイルCでは6着だった。


編 おお、ホントだ。縁起がいい(笑)。


奥 縁起がいいって(苦笑)。問題なのは同じ6着ということではなくて、要は春はG1で掲示板あたりをうろちょろしていても、夏を越して成長していれば富士Sで激走できるということなんだ。


編 ああ、なるほどね〜。


奥 ヤングマンパワーは、秋になって直結コースの中山芝1600mで行われた京成杯AHで勝ち馬とハナ差の3着に好走しているよね。


編 ええ、古馬相手の重賞でも勝ち負けになっているんですよね。


奥 そうなんだよ。成長しているのは明らかだし、叩き3走目の適距離で条件もいいし、大駆けが期待できるよ。


編 (前日の最終オッズで)7番人気ですもんね〜。ぜひとも勝ち切ってもらいたいですね。


奥 続いてチェックするのはシャイニープリンス。


編 この富士Sでは一昨年3着、去年2着と2年連続で激走しているんですよね。


奥 その通り。しかも一昨年14番人気、去年12番人気と、ともに人気薄での激走だったんだよ。かなりコース適性が高いよね。


編 休み明けの近2走はあくまで叩きとみていいですか? ともに6着に負けてますけど。


奥 うん、そうだね。それに前走では勝ち馬との差を詰めているように、ちゃんと良化している。叩き3走目の上積みと同馬がもっとも得意とする東京芝1600mで大きな変わり身が見込めるよ。


編 2度あることは3度ある。また人気薄での激走が期待できそうですね。では、続いてプレミアムコラムのお話をお願いします。




※この続きはプレミアムコラムにてご覧いただけます。ぜひ、ご期待下さい。



奥田隆一郎

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