直結式 土曜の勝負対談
奥田隆一郎

直結式 重賞対談 〜安芸S〜

奥田隆一郎

投稿日:2016/6/11


Vstyle編集者(以下、編) 奥田さん、安田記念も終わって春のG1も宝塚記念を残すのみとなりました。


奥田隆一郎(以下、奥) 寂しい気もするけど、僕らとしてはチャンス到来だからね。クラスの再編成とか、3歳と古馬との戦いとか、能力比較が難しいレースも増えるので、配当的に期待できる季節だよね。


編 ああ、そうだ。去年も早くG1終われって言ってましたもんね(笑)。


奥 そんな暴言は吐いてない(笑)。G1が終わっても楽しみなシーズンがあるよ的な話をしただけで。


編 そうでしたっけ(笑)? まあ、いいですけど。でも3歳と古馬との能力比較とか、降級馬との兼ね合いとか、すごく難しい気がするんですけど。


奥 そんなことないよ。この時期は斤量差もついているしね。すごく簡単に言ってしまえば、下級条件は今まで(そのクラスを)勝ちきれなかった古馬よりもフレッシュな3歳馬のほうに妙味があるし、上級条件は3歳馬の台頭は少ないけど、というか出走も少ないけど、春シーズンを走り詰めできた馬と、ローカルを狙ってきた馬との差とかね。もちろんレースや出走メンバーにもよるけど、わりとわかりやすく儲けやすいというのがこの時期なんだ。もちろんメンバーとか条件にもよるけどね。


編 そんなもんですかね〜と毎年思うんですけど、奥田さんも実際それで的中実績を伸ばしているんですよね。


奥 そうね。この蒸し暑さを別にすれば(笑)、すごく好きなシーズンだよ。


編 そうですね。実績からも否定できないですね。


奥 別に否定しなくていいだろ(笑)。


編 いや、読者の皆さんも奥田さんといえばクラシックシーズン、G1シーズンと思っている方が多いと思うんですよね。阪神Cとか。


奥 それはキミが言い過ぎたというのもあると思うぞ。


編 そんなのごく一部で(笑)、ほら、皐月賞的中とか、競馬での実績で。ただ、特にこの時期の阪神とか、次の中京、新潟では毎年のように好成績なんですよね。


奥 どうだったか……。まあ、過去の成績はさておき、(クラス再編成となった)先週の競馬を見ていると、今年も期待できるのではないかと。


編 楽しみです。ではさっそく、高配当シーズンのスタートダッシュを決めていただこうかと思うんですが、土曜日はどのレースを取り上げましょう?


奥 阪神メインの安芸Sにしようか。


編 阪神ダ1400mの1600万特別ですね。


奥 うん、意外と妙味もあるんだ。面白いレースだよ。


編 へ〜、ではさっそく奥田さんの注目馬を教えていただけますか?


奥 了解。じゃあ、最初はベックをチェック。


編 お、たしかに妙味がありそう。意外と人気にならないんじゃなかと。


奥 と、思うけど。


編 で、ベックのどの辺りを評価したんですか? 前走は東京ダ1400mで大敗していますけど。


奥 前走は2走ボケに加えて出遅れだから。まったく力を出せていないし、度外視でいいよ。


編 じゃあ評価したのは……


奥 休養前の3走前に直結コースの京都ダ1400mの500万下のレースと、同じく直結コースの東京ダ1400mの1000万下のレースを連勝しているよね。この1400mを得意としているんだ。


編 たしかに。


奥 それに、休養明けの前々走で同コースの阪神ダ1400mで行われた鳴門Sを4着に善戦して現級の1600万下にメドを立てたしね。


編 そうですよね。前走を度外視すればずっと安定して走っているんですよね。


奥 その通り。今回は叩き3走目で、しかも適距離。前走からの巻き返しが期待できるよ。


編 前走の大敗で人気を落とすでしょうし、妙味的にも期待したいですよね。


奥 続いてチェックするのはカネトシビバーチェ。


編 前走はシドニーTで4着でした。


奥 休み明けをひと叩きされて、きっちり良化してきたよね。カネトシビバーチェは、直結コースの京都ダ1400m、同コースの阪神ダ1400mで1000万下を勝っているように、このコースに対する適性は高い。


編 ああ、たしかにそうだ。


奥 でしょ? 休み明けだった2走前の惨敗は距離が長かったこともあるし、気にする必要はない。


編 そうですよね。奥田さんがさっき仰ったように前走できっちり良化していますしね。


奥 そうね。それでも前走は1200mということもあって馬券圏内を外したけど、ベストの1400mに戻る今回は大駆けが期待できるよ。


編 前走で善戦しているのに、意外と人気になりそうもないという。狙い所ですね。では続いてプレミアムコラムのお話をお願いします。




奥田隆一郎

プレミアム会員に登録するだけで「(土)重賞対談結論・(日)最終レース予想」を読める!

(土)重賞対談結論・(日)最終レース予想
奥田隆一郎のプレミアムコラムは、土曜に重賞対談の最終結論、日曜に最終レース予想をお届けします。土曜はスポーツコラム(無料)でメインレースの注目馬を取り上げましたが、そのレースの最終結論(予想の印を含む)をプレミアムコラムにて公開します。また日曜は、最終レースの予想を公開します。馬券で勝って帰るためにもっとも重要なレースは最終レースといえます。それまで勝っている人はそれ以上の回収を、仮に負けていたとしても一発逆転があるのが最終レース。まさに「終わり良ければすべて良し!」を地でいくプレミアムコラムとなること間違いなし。是非、ご期待下さい。

PREMIUM
コンテンツ一覧
スポーツコラム
  • 奥田隆一郎
  • 石橋武
  • 棟広良隆
  • 鈴原幻象
  • 真中剣二
Vstyleスマートフォン版
外出先でもスマートフォンで
Vstyleをチェック!
PR